「このテナント買えないかな。」
長年家賃を払ったからといって自分の所有になるわけではありません。店舗や事務所で毎月家賃を払っている会社は、なんとなく損した気分になるのではないでしょうか?
私も20坪のオフィスを借りています。どうせなら所有物件にしたいと不動産王M社長に相談してみました。
結果、賃貸のまま継続することにしました。
店舗・事務所を賃貸にするメリット
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急激な変化に対応しやすい
今回のコロナ感染や震災など、予期できないことへのリスク回避ができます。賃貸契約を解約するだけですからね。 -
賃料の全額経費計上
賃料・管理費はすべて経費として計上できます。常時黒字企業の場合は、家賃が3割引になると考えることが可能です。
店舗・事務所を購入するメリット
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資産・減価償却
購入すると最終的に資産として貸借対照表に残ります。また建物の減価償却を経費計上できます。 -
借入の担保にできる
借入の信用が足りない場合、所有不動産を担保にすることができます。
私は賃貸派
私が代表をしている株式会社を例にしてみます。
家賃95,000円(水道代・駐車場3台含む)
常時黒字経営しているので、税金を減らせた3割を差し引くと実質負担は66,500円となります。
他方、土地付きの事務所を2,000万円で購入すると、10年返済でざっと184,000円。しかも半分ほどしか経費計上できません。
土地付き物件の購入は、企業にとってはデメリットが多いのではないかと思います。
ビル内の分譲形式テナント(土地なし)の場合、家賃の100倍以内だったら利回り的に買ってもいいラインです。